かっこいいな!おばあちゃん
本日2回目の投稿です。
改めて、こんにちは(^^)/
お客様が体験したお話です。
通院のため病院まで歩いて行くつもりで出たのだけど【徒歩約40分】、たまたまバスが来たので何十年ぶりかに乗ってみようと思ったそうです。
そのお客様は、駐車場で自分の車から外に出たところに別の車に突っ込まれ、その後遺症で苦しんでらっしゃるのですが、リハビリだと思って頑張って歩いて通院されています。
ですが、その日は雨だったのでバスに乗って楽してもいいかと思ったのでしょう。
「何十年ぶりかのバスだからさぁ(笑)、前から乗るのか後ろから乗るのかもわからなくてね。」
「で、乗る時に乗車券を取るのが分からないで取らなかったら、運転手に怒られて"(-""-)"」
「それで、今度は降りる時になって、財布見たら万札しか入ってなくて、それを運転手に言ったら、また怒られてさ。」
「お客さん!万札しか持ってなくてバス乗るバカがいるかっ!って運転手に言われて、ムカッときたけど、昔の俺だったら降りろ!って引きづり出して喧嘩してたと思うけどね、今はね・・・」
「女子学生たちはクスクス笑ってるしさぁ "(-""-)"」
バスは公共の交通機関といえども、やはり客商売だと思うんですよね。
その運転手の言い方は問題あり!ですよね。
それに、わざとじゃなくてうっかり万札しか持ってないってこと誰にでも経験あるかとも思います。
ひとりふたり分くらいの万札の両替金くらいは、運転手さん持っててもいいんじゃないかなぁと思いました。
話が逸れました。
私は「それで、どうしたの?」と聞きました。
「そしたらね、バスに乗っていたお客さんでお婆ちゃんが『私1,000円持ち合わせがあるから、これをお使いなさい』って出してくれてさ。」
「必ずお返ししますから、名前と住所と電話番号をこれに書いてくださいってメモ帳とペンを出したんだよ。」
「そしたらお婆ちゃん、私はいつもバスに乗っているから、また縁があればその時に返してくれればいいからって言うんだよ。」
お客様は70歳台。その方がお婆ちゃんと言うのだから、さらに高齢の方ということですね。
うわっ!(≧◇≦)
めちゃくちゃ
おばあちゃん、かっこいい!!
私が22歳の頃、先輩から「自分より10歳以上上の人でステキだなと思う人を、常に目標にするといいわよ」と教えてもらいました。
なんとなく良い歳の取り方をしたいと思うよりも、具体的に目指したい自分の将来像がはっきりするので、仕事の仕方にしろ生き方にしろ目上の方を目標にする癖がついています。
このお話に登場したお婆ちゃんとは直接お会いしていませんが、こんな行動が取れる、また縁があればなんて粋で余裕のある言葉をすんなりと出せるような、私もこんなお婆ちゃんになりたい!と思いました。
お客様がお帰りの際「歩いて帰るの?」と聞きました。
すると「あのお婆ちゃんに会えるまで、バスに乗るよ」との答え。
う~ん、この想いもしびれるなぁ~ヾ(≧▽≦)ノ
店内に閉じこもっていて外部の世界から隔離されているように感じることもある喫茶までいでの1人営業ですが、お客様からお話を聞くことで世界が広がります。
最悪と思う日も、なかなか良い日だったと思えるように変えてくれた奇跡の声掛けでしたよね。
そのお話を聞いた私も清々しくなったので、ブログの読者様へもおすそ分けとして書きました。
では、また(^^)/
↑ 登録してきました。
お役に立てるかなぁ?
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